シドニーの象徴的なランドマークのひとつ、ハーバーブリッジ(Harbour Bridge)。
ここでは、ハーバーブリッジの歴史経緯からブリッジクライムまで、詳しくご紹介します。
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ハーバーブリッジ(Harbour Bridge)とは
遡ること約200年前の1815年。フランシス・グリーンウェイ(Francis Greenway)によって、北部と南部の港に橋を架ける構想が提案されました。ただ、当日は現実的な設計案があがってこず、実現には至りませんでした。
しかし、第一次世界大戦の後に深刻な不況に陥ったため、ハーバーブリッジの建設を公共事業で行うことが提案されます。1922年、ニューサウスウェールズ州政府により入札の募集が始まりました。英国のミドルスブラとドーマンロング社が落札します。
橋の建設は1924年に始まり、延べ8年間で1,400人の労働力、鋼53,000トンが投入され、1932年に完成を迎えます。
全長は1,149メートル。橋の両端にはパイロンと呼ばれる石造りの支柱があり、間の長さは503メートル。
現在は、南の市内中心部と、北側の郊外を結んでおり、毎日20万人が走行して橋を渡っています。シドニー市内のインフラとしても大変重要な役割を果たしています。
パイロン展望台(Pylon Lookout)
パイロンの南側部分は、展望台になっており一般開放されています。パイロン展望台(Pylon Lookout)です。
後述のブリッジクライムに挑戦する時間がなかったり、お金を節約したい場合は、パイロン展望台からの眺望を楽しむのも手でしょう。
営業時間 | 営業時間:10:00〜17:00(最終入場:16:45) |
休業日 | クリスマス(12月25日) |
料金 |
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ブリッジクライム(Bridge Climb)
このハーバーブリッジでは、ひとつのアトラクションが存在します。それが、1998年に始まったブリッジクライム(Bridge Climb)です。
一団のグループで登るため、まずは仲間に自己紹介と挨拶。キャットウォークやはしご、そして1,300段ある階段を上り、最長部が「海抜134メートル」となる頂上を目指します。足場はしっかりしているので、思わず背筋がゾッとするような、震える怖いシーンはありません。
頂上はパノラマの景色が待っており、シドニー市内の他のビューポイントでは味わえない興奮と感動があります。眼下には、オペラハウス、そしてシドニー市街はもちろん、天気がよければ遠方にはブルーマウンテンまで望めるでしょう。コースの種類もサンライズ(朝日)、サンセット(夕日)、そして夜景鑑賞まであるので、自身の旅行日程に合うプランを組み込めるのもいいところ◎
参加者は日本人以外がほとんどのため、日本語は通じず、英語での会話ににはなりますが、片言の英語と笑顔・アクションでも想いは伝わります。英語が苦手でも怖気付く必要はありません!日本人は「間違っていたらどうしよう…」となりがちです。メジャーリーガーのムネリン(川﨑宗則)を見習う気持ちで、楽しくいきましょう!
残念ながら、安全上の理由から、橋の上にはスマホやカメラ・ビデオを持ち込むことはできず、事前にセキュリティロッカーに預けることになります。代わりに、クライムリーダーが写真を撮影してくれます。クライムの集合写真と、頂上到達の証明書、ブリッジクライムキャップ(帽子)、パイロン展望台のチケットをもらえます。
予約は事前に行いましょう。公式ウェブサイトからはもちろん、チケット予約サイトでも予約可能です。独自プランも用意されているので、好みのプランを選んでみてくださいね。
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